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皆さんが美容医療を受けたいと思ったとき、一番困るのはクリニックおよびドクターの選択ではないでしょうか?
美容医療はほかの一般診療と違って、患者さん一人ひとりの体験談が広く伝わらない(口コミが少ない)という特徴があるため、はじめての患者さんはどうしても自力で探さなければいけません。 近年、医療の世界で「患者学」なるものが登場し、患者の立場から医療を見つめ直す動きが高まってきています。 医学的知識は看護師のほうがはるかに豊富ですから、従来なら、医療従事者の指示に従うのが正しい患者のあり方とされていましたが、患者でなければわからない痛み、苦しみ、不安、悩み、葛藤というものがあります。 どの美容外科医療にしても、メスを使うものと使わないものでは大きな違いがあるということを、まず知っておいていただきたいと思います。 メスを使えば、目立たないなりに傷跡は残りますし、施術前の状態に戻すことは難しい。 しかし、メスを使わない方法であれば、傷跡は残らないし、施術前の状態に戻すことも可能です。 クリニックでカウンセリングを受けるときに、ただ漠然と「いまよりもキレイになりたい」と訴えられても、ドクターとしては、ちょっと困ってしまいます。 施術のリスクをあまり言いたがらないドクターがいます。 いたずらに患者さんを不安に陥れないように、との配慮もさることながら、せっかく来てくれた患者さんを逃がしたくないから、都合の悪いことは全部隠し、いいことづくめの施術であるかのように思わせて患者さんに手術をすすめようとするケースが、残念ながら決して少なくないのです。 私がよく受ける質問で、「分院をたくさん開設している大手クリニックと個人のクリニックでは、どちらのほうが安心ですか?」というものがありますが、実は、どのクリニックで施術を受けるかよりも、どのドクターに施術を担当してもらうかのほうが大切なのです。 患者さんの多くは、年配のドクターのほうが経験豊富で技術力が高いだろうから、安心してまかせられると思っているかもしれません。 確かに、長く美容外科医療に携わっているほうが経験豊富であることには間違いありませんから、実績の少ないドクターよりは安心でしょう。 しかしながら、どのドクターがどの施術に習熟しているかは、一般の患者さんにはなかなか知り得ないことです。 ただ、近ごろでは美容外科の体験談を集めたサイトもいくつか登場しているので、できる限りの情報ツールを駆使して、集められる予備知識を自力で集めるに越したことはありません。 たとえば、「タレントの○○みたいになりたい!」といって、そのタレントさんの顔写真を持ってくる患者さんがたまにいらっしゃいます。 しかし、そのタレントさんとご本人を比較して、骨格や体質があまりにも違いすぎていたら、いくら腕のいいドクターでも患者さんの希望をかなえてあげることは無理なのです。 国内美容外科クリニックの件数は現在も増加傾向にあり、プチ整形のように比較的施術が簡単でリスクの少ない美容術が増えています。 そのため、全体的に料金は安くなりつつあります。 美容外科クリニックを訪れる患者さんの多くは、来院までにかなり考えて自分なりの決断を固めていることと思います。 いきなり、「やせたいから脂肪吸引をお願いします!」と訴える患者さんはごく少数派で、ほとんどの方は、エステやダイエット用健康食品に大金をつぎ込んで挫折した結果、美容外科の門をたたいてくるのです。 ドクターと患者さんの架け橋になってくれるのが、カウンセラーです。 ドクターには言いにくいことでも、カウンセラーになら打ち明けやすいと感じる患者さんもいて、カウンセラーとは本音で話ができるという方が多いようです。 美容外科をはじめて受診した人には、1軒目のドクターに自分の思いの丈をすべて話すと、話を聞いてもらったことに満足してしまって、ドクターの力量やセンス、料金体系などの確認をしないまま、手術を承諾するケースがよく見受けられます。 わりと多く見られるのが、「なりたい自分」が現実の自分とかけ離れ過ぎている人です。 しかも、漫画に出てくるような非現実的な理想像をひとりで勝手につくりあげて、そのイメージどおりにしてほしいと訴えられても、イメージと共通の土台がその人になければ、どこにどれだけ手を加えても理想には近づきません。 これまでに寄せられたよくあるご相談内容を、Q&A形式にまとめました。 ぜひ参考になさってください。 皆さんの不安や疑問が少しでも軽減することを願っています。 美容外科医になるにはまず、6年制の大学医学部を卒業し、医師国家試験に合格しなければいけません。ここまでは当然、一般の医師と同じプロセスをたどります。 その後、2年間の卒後研修(2008年現在では必須とされている)を受けてから、自分の専門分野を選ぶことになります。 どの美容外科クリニックでも、たいていは無料カウンセリングを行っています。 しかし、必ず予約が必要です。 自分の体のどの部分をどのようにしたいかをドクターに相談します。 希望と予算に合った施術をドクターがピックアップし、その施術に関するインフォームドコンセントを行います。 豊胸術、脂肪吸引、その他メスを用いる施術を受ける際には、問診と血液検査を行います。 妊娠している方や授乳中の方には受けられない施術がありますし、問診の結果によっては施術をお断りするケースもあります。 患者さんの恐怖心の度合いや痛みに対する感受性、施術を行う各部位などによって、使用する麻酔は異なります。 麻酔の種類は大別すると以下の3つになります。 どの施術においても、程度の差こそあれ、痛みや腫れ、内出血などの合併症が起こります。 術中だけでなく、術後の経過においても患者さんの肉体的負担を軽減すべく、さまざまな対策をとるのがドクターとしての責任です。 術後何日目に経過チェックを行なうかは、施術によって異なります。 一週間目にチェックして特に問題がなければ完了するケースもありますし、一ヵ月後、三ヵ月後まで経過を調べる必要がある場合もあります。 施術の効果やリスクと同じくらい気になるのが、施術にかかる費用です。 前項でも説明した通り、施術の種類や患者さんの身体状況(個人差)、ドクターの技術力や各クリニックの方針などによって、実際の料金は異なります。 人間とは、欲の生き物です。「長生きしたい」「きれいになりたい」「お金持ちになりたい」「素敵な恋人がほしい」などなど、欲を数えあげればキリがありません。 ところが、たまに「美容整形は自然じゃない。親からもらった体に傷をつけるなんてとんでもない。人間は自然なままが一番だ」と言う人に出くわします。 |




